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甘い生活を目指しています。

父の叔母の一周忌法要

今日は父の代理で、父方の祖母の妹だった、父の叔母の一周忌法要に行きました。

そのおばさんは祖母の一番下の妹で、祖母の兄弟では下から2番目だったので、祖母よりは大分若かったのです。
昨年、そのおばさんにひ孫が生まれたそうで、「家に帰ってくるからお赤飯でも炊いてお祝いしよう」と言っていたところに、おばさんの訃報が飛び込んできたのだそうです。当時、おばさんはホームに住んでいたのだそうです。
 
そのお宅は、家族葬をしたそうで、「おばさんが亡くなったらしい」といううわさは、親戚のうちでも流れていたものの、本当はどうなのか分からず、皆オタオタしていました。そこで、秋のお彼岸の時に、妹に父の名前でお香典を持って、自宅に訪ねてお線香を立ててきてもらいました。その段階で、家族葬であったこと、おばさんは7月くらいには亡くなっていたことを知りました。家族葬だったので、親戚にもおばさんが亡くなった事は知らせていなかったとの事。
 
今、家族葬は徐々に増えてきていますが、なにぶんまだ新しいタイプのお葬式で、やり方が良く分かっていないようです。家族葬であっても、亡くなった旨のご連絡ははがき一枚で済むので知らせていただかないと、周りがどうしていいか気をもんでしまいます。
 
今回、一周忌なのですが、家族葬でも一周忌というのは普通にやるのか、と思いました。まぁ、法要ですから当たり前と言えば当たり前なのですが、葬式に出ていないので、なんだか不思議な心持ではありました。
 
さて、そのおばさんは和裁師だったのですが、昔、祖母に連れられて、そのおばさんの家に行くと、おばさんの仕事部屋は家の中で一番広いお部屋で、部屋の2方に板が渡してありました。その上で、反物を広げて作業していくのです。私の母は洋裁師だったのですが、「年を取ったらおばさんに和裁を習いたい」といつも言っていました。残念ながら、その希望はおばさんの都合も母の都合もつかずに、叶えられることはありませんでした。
 
祖母の妹たちは仲が良くて、よく行き来していました。もっとも、祖母はお出かけが好きで毎日どこかへ出かけるのですが、妹たちのお宅へは足しげく通っていたようです。祖母とセットだった私も、一緒によく遊びに行きました。おばさんは祖母よりずっと若かったので、私もずいぶんとお世話になりました。
 
祖母の方の親戚の人たちが出席しているので、我が家の法事でも顔をあわせる方たちも出席していました。更に、普段はお会いすることが無い親戚の方にも何十年ぶりにお会いしました。祖母の兄の息子と娘に当たる方たちです。息子さんの方は、我が家の法事に来てくださるので定期的にお会いしていたのですが、そのお姉さんには会う機会が何十年もなく、懐かしかったです。もっとも、その頃私は幼稚園児くらいでしたが、祖母の実家に盆暮れに祖母に連れられて行くのが楽しみでした。とても大きなおはぎが出来ていて、いくつもご馳走になりました。私は父の代理で出席しているので、「この人はどこの家の人なのだろう ? 」と思うのですが、「あなたのお父さんには子供の頃よく遊んでもらいました」とか言われると、まぁ、誰だかわからないが父のことを知っている親戚の人なのね、と思うのです。父の従兄弟なのは確かです。
 
親戚の方たちにも色々とお会いできたし、亡くなったおばさんにひ孫が2人いるのも分かったし、おばさんの最後は穏やかで、90歳の大往生であったことも分かりました。また、おばさんの夫であるおじさんは、今でも元気で杖をつけば自分の脚であるけるそうで、今はホームで暮らしているということも分かりました。
 
とてもいい一周忌の法要でした。おばさんも安らかにあちら側で過ごしていることでしょう。