オリンピックのフィギュア・スケート エキシビションを見ました。
出かける支度をしながらなので、結構見そびれているものの、録画したので後でじっくり鑑賞予定。
それにしても、「星降る夜」を演じた羽生君は美しかった。お衣装が大きく背中が開いたものだったのですが、その背中の小さい事、身体の薄い事。女の子の背中の様でした。
女性でも、20歳にもなれば、お父さんの様な背中の逞しい女性もいる時代に、なんと優美な背中でしょう。
羽生弓弦選手というのは、中性的な人ですね。芯はギラギラとやたら男っぽいのに佇まいはたおやかな女性や、鳥の様ですらあります。
今日の彼の演技を見ていて、ふと思ったのが、なんだか歌舞伎の坂東玉三郎さんと似ているな、という事。
玉三郎さんは希代の女型として長年活躍されている歌舞伎役者さんですが、この人はあまり年を取らない上、舞台を降りた時のお姿や佇まいも一般男性とは一線を画しています。この世のものとは思われない様な、芯は凛としていながら、様子は儚い美しさを湛えています。
そうか、羽生君は氷の上の玉三郎かぁ、と一人妙に悦に入ってしまいました。
後で、じっくり録画したエキシビションを堪能する事と致します。
あっ、ハビエル・フェルナンデス選手、毎回楽しませてくれて、エンターティナーっぷりが素晴らしかったです。