随分長いこと履いていなかった黒の牛革パンプスを出しました。久々どころか15年くらい履いていないかも。しかし、革の部分は悪い所がなく、靴底も何度も修理して履いていたもので、多分30歳を跨ぐ頃に銀座かねまつで購入して、営業をしていた頃にもかなりガシガシ履いていました。愛着があり捨てられずにとっておいたものです。
久々に履いてみようと取り出したところ、ヒールの先のチップがもう取り替えた方がいいくらいにはなっていたのですが、一回くらいは持つかなと思って、履いて出かけました。
ところが、会社に着く前に両側ともそのチップが取れてしまいまして、歩きづらい。こんな小さなものが無いだけで、これほど不自由な思いをするのか、と強く感じました。
どうしよう、修理に出そうか、それとも最近自分で修理が出来るキットがあるようだし、自分で直すか？ライフスタイルや年齢が大きく変わった為、パンプスは長い間出番がありませんでしたが、これからまた履いてみようか、どうしようか。このまま捨ててしまうのも勿体ないしな。と、たった一足の古いパンプスを巡って、これだけ頭を悩まされるとは。
靴、沢山持っています。断捨離の人たちはどんどん捨てるところでしょうが、私は使い切ってから処分したい派です。使い切り派は物が溜まって仕方がない。とりあえず、別のパンプスで用を済ませてからでもいいかとも思います。
「流行は巡る」と言いますが、本当だなと感じます。今年大流行のローゲージのカーディガン、昔流行って同じようなのが我が家にあります。今年流行りのショートブーツやメンズライクなかっちりした靴も、持っています。近年、私は「買う前に家の中を探せ」と、まず、家の中を探索。すると、あるのですよ、似たような物が。以前着ていたカットソーなどが、丁度良くって、引っ張り出して着ています。こうして、益々物を買わなくてなります。それでも、必要に迫られた場合は買っちゃってますが、それもトコトン使い切ろうと考えています。
