ama-ama Life

甘い生活を目指しています。

『みちのく いとしい仏たち』展で和む

やっとのことコンタクトレンズを買いに東京駅周辺まで行きました。今日は年に1回の眼科受診で処方箋を貰います。検診だけなら20分待ち、視力検査を受けると90分待ちとの事。視力検査を当初希望していましたが、現在、別の眼科へ2〜3ヶ月に1度かかっており、そちらで受けているから診察のみにしてもらった所、20分もかからず、処方箋を頂いて、コンタクトレンズ店で購入を済ませるところまでで、なんと20分でした。

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思ったよりずっと早く済んだので、東京駅に付いている東京ステーションギャラリーに行く事にしました。2月12日まで「みちのく いとしい仏たち」展を開催しています。東北の末寺や道端にはニコニコと笑顔の仏様が沢山あり、それをドドンと130点も集結。全て木像。

平日の中途半端な時間なのに、何やら会場は結構混んでいました。仏像ファンって多いのだな。

構成は以下の通り。

SECTION 1  ホトケとカミ

SECTION 2  山と村のカミ

SECTION 3  笑みをたたえる

SECTION 4  いのりのかたち  宝積寺六観音

SECTION 5  ブイブイいわせる

SECTION 6  やさしくしかって

SECTION 7  大工  右衛門四良

SECTION 8  かわいくて  かなしくて

今回集結している仏様は立派なお寺に入っていたものではなく、ましてや都の有名な仏師に作られた物などないのです。山や村の人々が自分たちの日常の信仰の為に用いていたもので、自分で彫ったものもあれば、村の大工が作った物もあり、その出来たるやもうまちまち。プロが作った訳ではないので、かなり出来不出来はあるものの、何もないより拝む対象があった方が生活に張りが出るってものです。とにかく素朴な仏様たちで、ニコニコと笑いかけてくる。本当に辛い苦しい生活をしている人たちには、この笑顔はひと時の安らぎをくれるでしょう。見ているととにかく癒される。そんな仏様ばかりです。中には一つの像が3役を兼ねているものもありました。その発想は面白い。カミでもホトケでも実はどうでも良くて、とにかく何かに縋りたい、拝みたい、信仰したいと言うのが人間の本音なのでしょう。宗派が、とか、仏教ですよね、とか、そのあたりどーでも良い感じが心地よい。

ゆっくりと仏様たちを鑑賞し、対話して、穏やかな時間を過ごすには良い展覧会でした。


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📷 上左、会場出た所、上右、撮影スポット、下、チラシと目録。