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甘い生活を目指しています。

一足早い春に遊ぶ 偕楽園梅まつり

今日は水戸の偕楽園で開催中の「水戸梅まつり」に行ってきました。JR日暮里駅から約2時間13分、「梅まつり」中の土日祝は特別に出現する「偕楽園駅」まで、延々と電車に乗りました。妹は埼玉県北部から来るので、7:24の高崎線で上京、赤羽待ち合わせで日暮里へ。私は8:00に家を出ました。 

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水戸の偕楽園はこの季節になると行ってみたいと毎年思うのですが、諸事情により今まで行ったことがありませんでした。昨年調べて、今年こそは行こうと予定していたので、妹を誘いました。


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特設の「偕楽園駅」に着いたのが11:30位で、偕楽園はすぐそこ。矢印に従って進むと、飲食の屋台がズラリと並んで、美味しそうな匂いが漂って来ます。道幅が広くないので人でごった返していました。東門入り口はすぐそこに見えるのに、チケット売り場に長蛇の列が出来ており、一旦並んだものの、係員の方の「正門の方が早いですよ」の案内に離脱。正門までは約500mで、こちらは並んで5分位ですぐにチケットが買えました。大人1人300円也。70歳からはシルバー料金で150円です。よおし!70歳になったらまた来て、シルバー料金で入るゾォと、変な所を決心。


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料金所のすぐ左手の正門から入ります。門の趣も素敵なのですが、右に行くと竹林、左に行くと梅林なので、とりあえず梅林を通って広場にでる順に進みました。


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梅林の見事なこと!園全体からやわらかく良い梅の香りが漂っています。こんなに沢山の梅をいっぺんに見た事はありません。白もピンクも赤も、時には黄色も、見渡す限り梅・梅・梅!種類も色々で、梅まつり中は早く咲く品種、遅く品種と、開花が途切れない様に植えられているのだと思います。妹が言うには、「他の梅林よりも梅の間隔が広いようだ。その為、好きな方向に枝を伸ばせている気がする」との事。なるほど、木の間隔が一定の広さが取られている様で、狩野山雪の描く梅の様に枝を伸ばしている梅もありました。うねうねと幹が巻き上がり、数箇所で支えられている爺様みたいな梅もあり、香りや花の可憐さだけでなく、木の形態の面白さも楽しめます。

今回、見晴広場を目指したのは本日より会期中の日曜日に開催される野点に参加したいからです。凄い行列だったらどうしよう、との杞憂を他所に、開催会場に行くと呼び込みの方が「12:30の回にお席の空きがあります」と言うので、すぐにチケットを購入。お菓子付き500円也。しばらくすると前の回が終了。中央の緋毛氈のお席があり、その周りに椅子席がぐるっとテーブルと椅子で囲んでいて、脚の悪い方や正座が苦手な方も参加できます。せっかくなので緋毛氈のお席へ。緋毛氈のお席についた人は10名位で、あと7人くらいは座れるのに、希望者が無く、それ以外はテーブル席でした。そうこうするうちにお点前が始まりました。今回の茶席は石州流という流派で、「武士の茶道」と言われるそうです。そのせいか、野点の開催者に男性茶人の姿が多く見受けられました。イベントでのお点前では女性茶人の姿が多く見られ、中には女性のみと言うこともあります。もっとも私は茶道をやっているわけでも無く、全くの素人で、イベントのお点前があると参加している程度ですが、あっちこっちで参加して、なんと無くそんな感じを得ました。菓子鉢が配られましたが、主客の方が、「初めて出ました」と仰っていたので、いつまで経っても自分の分のお菓子を懐紙にとって鉢を回す事がなく、隣でヤキモキ。半東の方が、主客に「ご自分の分を懐紙にとって次の方に回して下さい」と催促してくれて、やっとお菓子がやって来ました。今回のお菓子は地元の亀屋製菓さんの「水戸の梅」で、梅のシロップで漬けた赤紫蘇が巻かれている白餡のお菓子です。周りの葉っぱはなんだろうね、と思っていたのですが、亀屋製菓さんのサイトによると赤紫蘇でした。甘酸っぱく良い香りの葉っぱに包まれた白餡のお菓子は甘いのですが、お抹茶との相性抜群でした。お茶碗を拝見したり、お道具を拝見したりして無事、お茶会は終了。楽しく美味しい経験でした。思えば野点って、高校の修学旅行で京都に行った時以来かもしれない。季節が良い時期には楽しいイベントです。


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お腹が空いていたので「好文亭」の向こう側にカフェがあるらしいと向かう途中、行列があり、先を見てみると水戸黄門ご一行と撮影ができる列でした。並びたい気持ちがいっぱいながら、お腹が空いていてカフェに行きたい。カフェの後で並ぶ事にして、カフェを探します。それでも見つからず、行列に付いて「好文亭」へ。入館料大人200円。


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好文亭」は「烈公」と言われた徳川斉昭が別邸として建てたものだそうです。そんなに大きくはないものの、なかなか見ていて楽しい建物です。「奥御殿」と呼ばれるお部屋の襖は部屋ごとに四季の花で彩られており、見ているだけで楽しくなります。廊下を渡った先の「好文亭」は派手さはありませんが、各部屋からお庭が見え、特に三階からの眺望は素晴らしく、ここでのご馳走は景色です。下の階にある料理を運び上げるエレベーター様の装置があったり、面白い作りになっています。

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件のカフェは、なんと「好文亭」の中にありました。行列ができていました。スペース自体はそんなに広く無く、ドリンクとケーキ、アフタヌーンティーのセットという様なメニューでした。パンケーキとかサンドイッチとかカレーとか、カフェでもお食事的な物は無く、私は梅ソーダを妹は善哉を頂きました。景色は素晴らしかったです。


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好文亭」を後に、広場のベンチで持参したおにぎりを頂きました。初めて行く所だし、中で食べ物屋が見つからなかった場合に備えて、朝、近所のコンビニでおにぎりとペットボトルのお茶を購入しておきました。赤羽で集合した際に妹にも用意しておいたら、と言ったら、さすがに妹は持参して来ていました。湖の方を見ながら持参のおにぎり。天気が良かったのでお外ご飯は気持ちが良い。おにぎりを持ってて良かった。


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その後、バスで弘道館へ行こうかとも思ったのですが、帰りの事を考えて、もういっその事ずっと偕楽園にいる事にして、まだ行っていない竹林を周り、お土産も買いました。黄門様ご一行との写真撮影は出来ませんでした。それでも偕楽園だけで結構楽しく過ごせました。水戸に行くならそれはそれで別に行こうと思います。その際はあんこう鍋とかも食べたいし。今回、水戸の物はお茶会のお菓子とカフェの梅ソーダだけでした。


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帰りは臨時の「偕楽園駅」から上りは無く、一旦水戸まで行ってUターンして上野まで。また片道2時間以上かけて帰りました。

今回、食べたのがおにぎり1個だったので、上野でお食事をして帰りました。

それにしても滞在時間4時間、移動は日暮里から往復で4時間半、蕨から日暮里、上野から蕨で約50分の計5時間20分、妹に至っては上京してくるので往復3時間の計7時間半も電車になっていた旅でした。あまりに長く電車に揺られていたのでお尻が痛くなりました。それでも日帰りで水戸まで行けるのかと思うと、なんだか出張みたいですが、便利な世の中です。楽しい行楽の一日でした。

偕楽園は素晴らしかったのですが、ご飯を食べる所がないので、手前の縁日で購入するか、どこかで食べてくるか、持参する事をお勧めいたします。お弁当が売店で売られていた様なのですが、売り切れてしまったのか姿を見かけませんでした。よく、庭園で見かけるお休み処で食べられる軽食などは見かけず、カフェも「好文亭カフェ」しか見かけませんでした。せめて梅まつり期間中だけでも、移動販売のコーヒー屋さんとかキッチンカーとかお弁当屋さんが出店するといいのにと思いました。そうするとゴミ問題が出てくるのかしら?飲食を伴うとゴミは必ず出ますものね。飲食を商う場所がないなら、せめて入り口で中で買えませんと謳っておいて欲しいです。あるいは「弁当持参、ゴミは各自持ち帰り」とか。それでも梅林が素晴らしいので人は見に行くはずです。また、次も行きたい場所です。

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📷 今回の旅のお土産。梅干し2種。右下はお茶会に出たお菓子「水戸の梅」。売店ではバラは残り3つで、妹と1つずつ購入。東口近くのお土産店では、沢山在庫を発見しましたが、既にレジを済ませた後で、バラの追加購入は出来ず。