私の住む日本一小さい市、蕨市で8月4日(木)～7日(日)まで、七夕祭りが行われました。機織、呉服関係が盛んな土地柄だったようで、織姫が機織であったことから「機祭り」と言います。
毎年、ライブなどのイベントと盆踊り、狭くて長い道の両側に屋台が沢山出てにぎわいます。もちろん七夕祭りなので、商店が七夕飾りを競います。毎年欠かさず一度はお祭りに行くのですが、とにかく混んでいて、前進するのも戻るのも一苦労。ついでに、屋台で買った食べ物を食べながら、飲みながら歩いている人が多く、食べ物をつけられないように気をつけないと歩けません。ついでにチョロチョロする子供、満足に子供を管理できていないバカ親を避ける歩くので、それも大変。
今年は、初日は、ま、あとでもいいかと思い、2日目は映画に行ってしまい、3日目の土曜に行くことにしました。夕方、突如雨が降ってしまい、例年よりすいていました。もっとも、例年より出かけた時間も遅かったのですが、20時まででおしまいとは初めて知りました。19時30分頃から、どんどん片付けている店もあり、主催者が道の頭上にかかっている飾りをはずしていました。20時より、道は普通の状態に戻るので、自動車が通るとの事。
今年は、昔懐かしい射的の店が3件も出ていました。通常1件は必ず出てはいたのですが、今年、どの店も繁盛していました。昨年6件も出ていたドネルカバブの店は4、5件になっていたようです。でもトルコ・アイスの店が出ていたし、ある店では、ドネル・カバブとトルコ・アイスを売っていました。毎年出ているタイ・ヌードルの店も韓国のちぢみの店も健在。今年は中国のおやきのような料理を売る店が出ていました。いつの間にか、日本の縁日はエスニック料理のオンパレードです。それにしても、どうしてこうもドネルカバブの店が多いのか。日本ってそんなにトルコ人が沢山住んでいるのでしょうか ? 謎です。
金魚すくいの店が何件か出ていましたが、どの店も黒山の人だかりで子供が真剣に金魚すくいをしていました。昨年まで、こんなに必死に金魚すくいをする子供というのは見たことがなかったので、ちよっと驚きです。小学生の間で流行っていたりするのでしょうか ? そういえば、昨年まで出ていた緑亀などを売る屋台は出ていませんでした。数年前は必ず見かけたカラフルな色のついたひよこ売りもいませんでしたね。
地元の青年会かその通りの店で出展しているらしいかき氷の屋台の前に差し掛かった時に、突然その店では、もう店じまいのため、150円だったかき氷が50円になりました。さっそく50円でかき氷を購入。夏祭りらしい味を堪能。実は、この日はお昼にがっつり食べたおかげで、ちっともお腹がすかず、せっかく色々な食べ物屋台が出ているにもかかわらず、何も食べられそうになかったのです。
さて、通常盆踊りの会場に使っていた駐車場がなくなってしまったためか、今年は近くの公園で盆踊りが土日の夕方から行われました。私は今まで10年以上もここに住んでいるものの、盆踊りを見に行ったこともなかったのですが、今年は行ってみました。あまり多くの人は踊っていませんでしたが、揃いのゆかたを着た人たちが地元婦人会の方たちらしく、きちんと踊れていたので、時々ふらっと見に来た人が輪に飛び込んでいきます。見た目ヒップホップか、という格好の若い父親が子供と一緒に輪に入って踊っていました。子供に躍らせたいのかな、と思っていたところ、かなり一生懸命踊っていたので、見た目ヒップホップ君は自分が踊りたかったみたいです。
私もついに数十年ぶりに盆踊りに参加。見ていた時は東京音頭だったのに ( これは多分、埼玉のどこでも踊られていると思います ) 私が入った時には「蕨音頭」になっていて、見よう見まねで踊りました。「蕨音頭」というのがあることすら知りませんでした。さらにすごいのが、その後で、氷川きよしの「きよしのズンドコ節」で、慣れるまでがちょっとタイミングを見るのが大変だったものの、2回同じ曲で踊ったので、すっかりフリを覚えてしまいました。今は、この曲がかかると勝手に踊ってしまうかも。このフリって全国共通なのか、婦人会の人あたりが考えたのかは不明です。そして、その後の都はるみの「好きになった人」は二人一組になって踊るのですが、中々難しかったです。婦人会の上手な人と組んだのですが、どうも最後まで付いていくのが大変でした。休憩になったので、かえって来ました。いやぁ、実に楽しかった。盆踊り、いいです。来年も参加したいです。
毎年毎年おなじお祭り、でもこれがないと夏の盛りとは思えないのです。今年も楽しかったです。あっ、星に願い事をするのを忘れていました。
