ama-ama Life

甘い生活を目指しています。

もうすぐ父の日 おとうさん意思表示を !

今度の日曜日は父の日。今年はまだプレゼントを用意していなかったので、今日はプレゼントを買いに行きました。
 
ところで、世の娘たちは父の日に何を買うのでしょう ? 父の日に悩んだりしていないでしょうか ? と言うのは、何をあげたらいいのか判らない。
 
私の父は今79歳でして、もうすっかりいい年の爺さんなんです。元気だった時はお酒が好きだったので、毎年ちょっといいお酒をプレゼントしていました。結局、お酒が一番喜んでもらえそうだったので。それ以前は、着るものなどをあげていた頃もあったのですが、もらって嬉しいのか嬉しくないのかよく判らない。喜んでいるのか喜んでいないのか不明。受け取ると、いったん包みを開けて中身を確認してから、また包んで仕舞ってしまうのです。「あぁ、あまりもらって嬉しい物ではなかったんだな」と思っていると、半年とか一年後くらいに、思わぬタイミングで「お父さん、あれがお気に入りでいつも使っているわよ」とか、母から言われたりするのです。「あっ、気に入ってくれていたんだ」と、そこでやっと私に判るのです。
 
さて、父は数年前から認知症になりまして、不思議なことに以前より、何かをもらうと嬉しそうなのです。「ハイ」って渡すと、包みを開いてみて、どうも気に入ったらしく「これはこちらに頂いておいて・・・」などといいながらクローゼットにしまおうとします。「こちらに頂いておく」と言っているのですから、「気に入りました」ってことですよね。もらって嬉しいという感情表現は以前よりよく判る表現になったものの、何が欲しいのか、未だにさっぱり判らないのです。
 
「○○が欲しい ? 」とか「何か欲しいものはある ? 」と聞いても、「いらない」と答えるだけ。欲しいものも無いようです。
 
昨年はベッドの上に乗せて使う高反発のマットレスと夏の肌がけを妹とプレゼントしました。マットレスは何やら寝心地がよくなったと好評でした。
 
今年は、妹はすでにカラフルなステテコをプレゼントしていました。妹が言うには、「今、おしゃれなステテコが沢山でていて流行っている。女性でも部屋着にしている人もいるくらいの流行なのだ」とのことで、妹自信、父とおそろいのステテコを部屋着用に購入したとのこと。確かにいままでのステテコのイメージとちがっておしゃれです。
 
私は、本日悩んだ結果、夏用のベストを購入しました。おじさんたちって、何故かベストって好きですよね ? サファリ・ジャケットの袖が無いような、ポケットが沢山着いているタイプを着ている年配の男性をよく見かけるのですが。父もベスト好きらしく、お世話になっているホームに面会に行くと、このシーズンでも冬物のベストを着ていることが結構あるのです。父は、冬物のベストを2枚持っていて、一枚は私が購入したリバーシブルのフリースのベスト、もう一枚はなぜかホームにお勤めの方がくれたもので、ご丁寧に父の名前の札まで縫い付けてくれていました。どちらも前身ごろにジッパーが着いているタイプです。どうやら父は私が購入したものより、頂いたほうが気に入っているようで、そのベストをよく着ています。「暑くないの ? 」と尋ねると「ちょうどいいんだ」とか「寒いから」とか言うのですが、「暑いだろうから脱いだら」と言うと、ベストを脱いでさっぱりしているようなのです。
 
年を取ると、暑いとか寒いとかの体感温度の感じ方が鈍くなるそうで、夏でもコタツに入っていて熱中症で亡くなったおばあさんのニュースとか、何年か前もありましたよね。本人は寒い気がしているので厚着をしてしまうのです。
 
もっともホームは中に居る限りは、室温の調節がされているので、極端に暑かったり寒かったりはしないのですが、散歩に行く時はこの季節、冬物ベストでは暑いですよね。
 
そんなにベストが着たいなら、夏物のベストを着て欲しい、とポケットが沢山着いているタイプを購入いたしました。意気揚々で帰ってきましたが、今、これを書いていて、父は夏物のベストも持っていることに気づきました。しかも、ホームには1枚行っている上、自宅に他のもありました。
 
ま、いいか。ベスト、好きそうだし。今度の週末に父の所に持っていく予定ですが、喜んでくれるといいのですが。
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そして、世のお父さんたち、特に感情表現がイマイチ下手な60歳以上の方たち、どうぞ、娘さんたちが戸惑わないように、嬉しかったら「こんなのが欲しかったんだよ」とか「調度買おうと思っていたんだよ」とか「流石に好みを知っていて嬉しいよ」とか、なんでもいいので言ってください。特に希望があるときは、少し前までに根回しとして「こんなものを欲しいと思っている」とか「○○に最近はまっている」とか、判りやすいヒントを出しておいてください。言ってくれないと判らないので。