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薄い感じの『エゴン・シーレ展』

本日は東京都美術館で開催中の『エゴン・シーレ』展に行きました。

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今回の展示会は31年ぶりに日本で開催されるエゴン・シーレの展示会だそうです。私、以前に東急文化村の美術館でエゴン・シーレ展を見た記憶があり、その展示会はかなり多くの作品が展示され中身の濃い展示会だったと記憶しています。あとはウィーンに行った際、ベルヴェデーレ宮殿の美術館で見たくらいでしょうか。

エゴン・シーレは多分、若いうちに見るとぐっとくるタイプの画家なのかなと思っています。20代で見た時の方がウィーンで見た時よりぐっと来たので。

今回の展示会の構成は以下の通り。

第1章  エゴン・シーレ  ウィーンが生んだ若き天才

第2章  ウィーン1900  グスタフ・クリムトとリングシュトラーゼ

第3章  ウィーン分離派の結成

第4章  クリムトとウィーンの風景画

第5章  コロマン・モーザー  万能の芸術家

第6章  リヒャルト・ゲルストル  表現主義の先駆者

第7章  エゴン・シーレ  アイディンティティーの探求

第8章  エゴン・シーレ  女性像

第9章  エゴン・シーレ  風景画

第10章  オスカー・ココシュカ  野生の王

第11章  エゴン・シーレと新芸術集団の仲間たち

第12章  ウィーンのサロン文化とパトロン

第13章  エゴン・シーレ  裸体

第14章  エゴン・シーレ  新たな表現、早すぎる死

115点の展示です。でも、なんだか見た気がしない。まずタイトルを変えた方が良いのでは。『エゴン・シーレと彼が行きた時代』とか、『ウィーン分離派とその後の画家たち、エゴン・シーレを中心に』とか。エゴン・シーレと同時代の画家たちの紹介のボリュームが結構あり、なんとなくエゴン・シーレが薄い気がしました。エゴン・シーレを語る上でどうしても避けられないクリムトのあたりをもっと厚くしても良かったのでは。それとエゴン・シーレといえばかなりエロティクな作品を残していて、その辺りもしっかり紹介しても良かったと思います。

私としては、なんとなく薄い感じの展覧会だったとの感想をぬぐえません。ウィーンのベルヴェデーレ宮殿の美術館に展示されていた大きな作品などは今回なく、なんとなく小ぢんまりした作品ばかりの気がしました。

お土産コーナーで売っていたTシャツはオシャレでしたけれど。

前回ウィーンに行った際はレオポルド美術館に行きそびれており、次にウィーンに行く機会があったら、ぜひ訪ねてみたいと思いました。

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