ama-ama Life

甘い生活を目指しています。

大晦日 この期に及んで酢蓮作り

ついに今年も大晦日
 
やり残していた年賀状も本日書きまして、投函しました。私的にはかなり頑張りました。年賀状を年内に出すなんて20年ぶりくらいです。
 
年越しそば用の天麩羅を買いにスーパーに行ったら、すごく混んでいました。今日、道ですれ違う人は皆、レジ袋かエコバッグを下げている気がしました。何をみんな、そんなに買ったのでしょう ? 昔みたいに正月3賀日、スーパーが休みで食料が買えないわけでも無いのに。それどころか、2日にはもう初売りが始まる所がほとんどでしょうに。
 
とは言うものの、この期に及んで、私、酢蓮を作っています。今、湯がいた蓮根を甘酢につけている最中。明日には美味しくいただける算段です。昨日、御節の買出しに行ったのに酢蓮を買い忘れたことに気づき、蓮根があったので作ることにしました。簡単でした。
 
どうして、そこまで酢蓮にこだわるかと言いますと、御節料理には皆、言い習わしがありますよね。昆布巻きは「よろ昆布( 喜ぶ ) 」とか、田作りは「五穀豊穣」とか、黒豆は「マメに過ごせるように」とか。そして酢蓮は「物事の見通しがいいように」と言います。我が家では毎年、母が酢蓮を出す時に、「見通しがいいようにね」と言って出してくれました。私は、人生のアップ・ダウンが激しく、物事の見通しや人生の見通しがとても悪い年もありました。それで見通しが良いことは私としては必須だな、と思うのです。それで、酢蓮が必要です。明日は、自分で作った酢蓮を「1年の見通しがいいように」と言いながら食べるつもりです。
 
思えば、私が御節を作るのはこれが初めて。情け無い話ですが、一人暮らしだし、食べるのは私だけなので、三つ肴でいいと、出来合いのものを買って来て並べるだけで済ませていました。母が元気だった時は、母がマメな上、何でも上手に作ってしまう人だったので、生家に帰省した際、母が作った御節を食べていました。自分で御節を料理してみようなどという大それた事を考えたこともありませんでした。これを機に、毎年少しずつレパートリーを増やせるといいな、と思います。でも、食べるのは私だけなんだけどね。
 
毎年、きちんと御節料理を作る友人のHさんは、とても料理上手です。しかし、その彼女ですら御節作りは苦になるらしいのです。毎年、溜息と共に作っていたのだとか。しかし、あるお料理の先生のお話を聞いてから、気持ちを改めたと言っていました。その先生が言うには「御節料理は年に1回しか作らない。あと何回作れるだろうと毎年思う。残りの回数が少なくなってきたので、毎回心を込めて丁寧に作っている」との事だったそうです。確かに、1年に1回しか作らないですもんね。しみじみとしてしまいました。私も、毎年レパートリーを増やしたら、いつか、そんな境地に立てる日が来るんですかね。
 
さて、年越しそばも食べたし、お風呂も入ったし、あとはのんびりと「紅白歌合戦」でも見ているうちに、2012年もスルスルと過ぎていってしまいそうです。
 
今年も色々あったけど、とりあえず無事に過ごせたのはありがたいことです。来年は、今年目標にしながら出来なかったことなど、再チャレンジしたいものです。
 
 
どちら様も、どうぞよいお年をお迎えください。
 
 
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