金沢旅行2日目は昨日の雨降りとは打って変わって素晴らしく晴れました。天気予報で晴れるのを知っていたので、外歩きの日にしようと本日は長町武家屋敷跡、にし茶屋街、忍者寺と言われる妙立寺、金沢城公園、兼六園を回るプランです。
長町武家屋敷跡に行くので、朝ごはんは評判のパン屋兼カフェのひらみパンさんにお邪魔しました。早い時間に行ったので、行列は1組だけ。しかもその方達はパンを購入のみだったので、すぐにお席に通されました。小さい店内はお客様でいっぱいでした。妹はキッシュ、私はアボカドの乗ったオープンサンドを頂きました。美味しいのですが、スパイスの加減なのか、私にはちょっと塩っぱすぎ。雰囲気はおしゃれでお料理も美味しいカフェでした。結構皆さん、お食事の後にパンを購入していました。買いたいのはやまやまなのですが、お腹の隙間が無く、また次の機会にしました。
早速、長町武家屋敷を散策。古いお屋敷が次々と現れます。まず、武家屋敷跡 野村家に行きました。お庭が素敵で、暫く縁側に座ってボーッとしていたい。お茶室でのお茶は、この日は体験できませんでした。
前田土佐守家資料館では、面白い物を色々拝見。体験コーナーで、当時の女性の文の読む順や小さく折り畳む方法を体験したのですが、私が折ると小さくならず、昔の人の工夫に驚きます。甲冑すごろくは、実際に遊べるのですが、面白いのは甲冑を身に着ける順が図解されていて双六になっています。とにかく沢山着用していて、その格好で戦うのですが、そこからは出世双六になります。戦国時代の武士は大変だったのですね。この双六はお土産コーナーで買えます。2階の展示は割と緩めですが、1階は前田家の歴史が分かります。百万石の殿様でも苦労が絶えません。
斜向かいの金沢市老舗記念館の建物は薬屋だったそうで、間口十間の大店だったそうです。帳場には番頭さんが控え、店の奥に店主がいる風景を再現しています。2階は色々な商いの展示があり、こちらも面白い。時代はぐっと現代に近くなっています。
📷 上から建物外観、お店の再現。その下、店の奥の囲炉裏の前、その下、薬袋のコレクション。その下右、「手毬展示会」を開催中。その右と下は2階の展示で、当時の生活用品。その下2段は花嫁のれん。一番下、お菓子で出来た木。
せせらぎ通りの方に回って路地を入ったら、あら素敵な街並み。武家屋敷が並び、所々に器屋さんが出て来ます。最初に入った小ぶりなお店でポップな九谷焼の箸置きを見つけ、色違いで2つ購入。その後、あちこち覗いて歩きました。
その後、にし茶屋街まだ歩きました。途中にあったお寺や川沿いの桜も丁度見頃です。
にし茶屋街は甘い物屋さんの通りなのでしょうか、わんさと甘い物屋さんが集結している感じでした。いささか歩き疲れたので、丁度目の前に出現した金沢市西茶屋資料館にお邪魔しました。こちらは当時のお座敷が再現されています。にし茶屋街には有名な芸妓さんも何人か居て、賑わったようです。お部屋の設の壁が落ち着いた赤なのが目を惹きます。にし茶屋街は現在でも芸妓さんが活躍している様で、街の所々に観光客向けの踊りを拝見できるポスターが貼られていました。
にし茶屋街で甘い物補給をするのは「忍者寺」の後にして、先を急ぎます。「忍者寺」と呼ばれる妙立寺は予約をしていくとスムーズの様で、予約がない場合は社務所近くにあるインターフォンで人数を告げます。時間で見学がスタートする様で、丁度13時の回の人々が呼ばれてレジに並んでいて、空きがあったので入れました。このお寺は金沢城が第1の防衛拠点に対し、第2の拠点の様な位置付けだったそうで、建物の至る所に隠し階段や落とし穴などが作られています。階段だけで28と言ったか、とにかく敵の目を欺く作りになっていて、いざと言う時は井戸を通って抜け出せるのだとか。「忍者寺」と言われるのは建物の造りからで、実際の忍者とは関係なく、れっきとしたお寺だそうです。案内の人の後について15人くらいがゾロゾロと建物内を見学して、約40分。面白い物を拝見しました。
妙立寺の後で、近くのお寺でお寺カフェをやっている様なので、寄ってみようとしていたのですが、お休み中。にし茶屋街まで戻るのも面倒なので、そのままトコトコと歩いて金沢城公園へ行きました。
前回、2月の土砂降りの日に、あまりの寒さにパスした金沢城公園。今回は絶対行くと決めていました。何しにいくかと言うと、石垣を見る為です。この公園では時代ごとの石垣が見られ、人気だそうで、私も「ブラタモリ」で見て、金沢城を訪れたいと思ったのです。残念なことに妹が飽きてしまい、「もういいでしょう」と急かすので、全ての石垣が見られなかったのは残念です。今度一人で行ってじっくり見たいと思いました。たまたま桜のシーズンで、しかも今年は少し遅かったのか桜が満開です。城と桜はとても合います。石川門から兼六園へ抜けた所がとにかくすごい事になっていて、見渡す限り桜・桜・桜の海です!こんなにすごい桜は見たことがないの言うほどの見事さ!東京だったら千鳥ヶ淵でしょうか。やはり城と桜は相性が良い。そのまま、お花見期間中は無料開放中の兼六園へ。
こちらの桜も凄かった!前回、2023年2月に訪れた時は、夜のライトアップの時は小雨、翌日昼に訪れた時は土砂降りで、かろうじて雪吊りが見られた感じで、とにかく寒く、あまり感動などなかった残念な記憶しかなかったのですが、今回はその記憶を払拭して余りあるものでした。もう!素敵素敵素敵すぎる!園内、丁度良い所に桜がわんさか咲いていて、これほどまでに兼六園に桜が多かったとは思いもよりませんでした。今日来た人全員が幸せな気分に浸れた事でしょう。この季節に来られて本当に幸せです。インバウンドのお客様たちも、こんな美しい光景は見たことが無いのではないかしら。興奮のあまり今夜は眠れないかも、鼻血出しちゃうかも。幸せな気分で散策し、少し早めの夕食に近江市場へ歩いて行きました。
近江市場に来たのは回転寿司店に行きたかったからなのですが、近江市場の店舗の殆どは市場だからか殆ど閉まっていました。その中で回転寿司を発見して入りました。「回転寿司」とありますが、回転しておらず、板前さんが目の前で握ってくれます。何を頼んだら良いのか分からなかったので、お任せ10貫セット、あら汁付きを頂きました。ネタが新鮮なのか美味しかった。特にイカがねっとりとして甘く美味しかったです。追加で穴子を頂きました。私は穴子好きで、どこでも穴子寿司が食べたい。こちらも美味しかったです。
向かいのエムザできんつばを購入して、宿に戻りました。よく歩いて疲れたので、ひとっ風呂浴びて早めに休みます。この季節に金沢に来られて本当に幸せです。